古代ギリシア哲学

ストア派の哲学 概略

ストア派は、ゼノン(前335‐前263)によって創始された学派です。 ゼノンはキプロス島のキティオンに生まれ、アテネで哲学を学び、やがてストア派を形成しました。 ゼノンは、アテネのアゴラ北西にあった、彩色柱廊(ストア・ポイキレー)と呼ばれる...
古代ギリシア哲学

エピクロス派の哲学 概略

エピクロス(前342頃‐前271)は、ヘレニズム時代の哲学者です。 サモス島に生まれ、アテネ郊外に「エピクロスの園」と呼ばれる学園を開き、友人や信奉者と共に、友愛に基づく共同生活を送りました。 快楽主義 エピクロスは、飢えや渇きなどの最低限...
古代ギリシア哲学

アリストテレスの哲学 概略

アリストテレス(前384‐前322)は、古代ギリシアの哲学者で、形而上学・倫理学・論理学・政治学・詩学・天文学・生物学など、さまざまな分野の学問の基礎を確立し、万学の祖と呼ばれています。 アリストテレスの生涯 アリストテレスは、ギリシア東北...
古代ギリシア哲学

プラトンの哲学 概略

プラトン(前427‐前347)は、古代ギリシアの哲学者で、イデア論にもとづく理想主義の哲学を説きました。 プラトンの生涯 プラトンはアテネの名門に生まれました。 本名はアリストクレスと言いますが、肩幅が広いという意味のことばである、「プラト...
古代ギリシア哲学

ソクラテスの哲学 概略

ソクラテス(前469頃‐前399)は、古代ギリシアのアテネの哲学者で、倫理学の創始者とされています。 父ソプロニコスは石工で彫刻を生業とし、母パイナレテは助産師だったと伝えられています。 ソクラテス自身は著作を残しませんでしたが、その思想は...
古代ギリシア哲学

ソフィストの思想 概略

前5世紀頃、古代ギリシアのアテネでは、市民にいろいろな知識をさずける、ソフィストと呼ばれる職業的教師がたくさん現れました。 ソフィストが教えた内容は、世界の知識、歴史、幾何学、天文学、言語、日常生活についてなど、多岐にわたっていましたが、 ...
古代ギリシア哲学

自然哲学者の思想 ソクラテス以前の哲学者たち

神話(=物語)から哲学へ 哲学誕生以前の古代ギリシアでは、「世界はどうして存在しているのか」「自然現象はなぜ起きるのか」「人間とは何か」などの「生と世界についての根源的な問い」に対して、「神話=物語」によって説明をおこなっていました。 しか...
文芸

『物語の法則』クリストファー・ホグラー 『千と千尋の神隠し』で確認

クリストファー・ホグラーは、デイビッド・マッケナとの共著『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』において、アメリカの神話学者ジョーゼフ・キャンベルの英雄神話の構造論を、12ステージによる基本パターンにまとめ直しました。
文芸

物語の基本パターンは「行って帰る」 瀬田貞二『幼い子の文学』 

「行って帰る」というのが、物語の最も基本的なパターンです。このことを指摘したのは、児童文学者の瀬田貞二(1916‐79)です。瀬田は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の原作である、トールキンの『指輪物語』の訳者として知られています。
文芸

『千の顔をもつ英雄』 英雄神話の構造を『天空の城ラピュタ』で確認

アメリカの神話学者ジョーゼフ・キャンベルは、『千の顔をもつ英雄』(1949)において、ユング心理学を基調にして、古今東西の英雄神話を集めて徹底的に研究することで、世界中の英雄神話は、たった一つの基本モデルに還元するできることを発見しました。